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脳・意識・超意識 ―魂の存在の科学的証明―

¥ 11,429 +税

脳と意識の関係を最新の脳神経生理学の成果を踏まえ、また超常現象の実験結果に基づいて、意識は本来、非物理的次元にその根源をもつことを明らかにし、魂(超意識)の存在を、間接的にではあるが、科学的に証明した書。

B5判上製 264頁

価格:11429円

ISBN:978-4-87960-060-8

商品カテゴリー: Product ID: 1445

説明


現代脳生理学の研究を多角的に解説し、脳生理学研究は覚醒系、睡眠系の局在、各ニューロンの機能を明らかにした。脳の各部におけるモジュールの研究によって、モジュールが視覚的知覚、記憶、思考、概念の構成等を行なう上で重要な機能を果たすことを明らかにし、知覚、意識機能が脳の特定の部分と密接に関連していることを明らかにした。

しかし、脳生理学の研究は脳の各部分と意識との密接な関係を指摘したが、意識内容を直接把握することは不可能であり、両者の相関のメカニズムも未解明であることを指摘し、超常現象の実験結果に基づいて、意識は本来、非物理的次元にその根源をもつことを明らかにし、魂の存在を、間接的にではあるが、科学的に証明した。この物理的次元を超えた超意識(魂)が、脳と意識を相関せしめるのである。

本山 博

序文

『脳、意識、超意識』の総序

2001年のアメリカ・ニューヨークでのテロは、人類社会のグローバル化が急速に進み、各民族のもつ宗教、文明、ものの考え方、生活様式等の違いが表面に現れ、互いに自己主張し、争いとなり、遂にテロとなって現れたものと考えられる、

何千年もの間、それぞれの地域で、それぞれの宗教をつくり、文明をつくってきた人間とは何かを、より根源的に考え、未来のグローバル社会を築くための基礎となる社会実現のために、改めて、「人間とは何か」を問い、第1章では、脳と意識の関係を最新の脳神経生理学の成果を踏まえて考察し、次いで第2章では、超常現象、超能力の生物物理学的研究を通じて、人間の心は単に脳に依存してのみ働くものではない、超物理的次元の働きをもつことを明らかにし、第3章では、超時空的意識―超意識とは何か、意識、自然と超意識との関係は何かについて、私の神秘体験に基づいて考察した。
第1章では、最新の脳神経生理学が鋭意、意識と脳との関係を機能的に、解剖学的に明らかにしたことを必要な限り詳述し、現在の脳神経生理学では、意識と脳神経との間に機能的且つ解剖学的に密接な関係のあることは言いうるが、それ以上のことは言えない。つまり、意識は脳神経の機能の延長にすぎないとか、意識の当体、心は脳神経系とは別の存在であるということは言えないことを結論した。

第2章では、超常現象や超常能力の生物物理学的研究、超心理学的研究を通じて、心は脳に依存して働く意識の面だけでなく、脳に依存しないで働く超常的な面をもっていることを明らかにした。この超常的働きをもつ心は、物理的次元の時空には制約されないことも明らかとなった。

第3章では、脳とか身体とかの有機的物質系に依存しないで、物理的次元の時空に制約されず、物理的次元の因果律に従わないで存在し働く魂あるいは超意識とは何か、それには如何なる種類と存在の階梯があるか、どのような働きをするか、意識と超意識とはどのような関係にあり、相互間の交渉、伝達はどのようにして行なわれるか、超意識と自然との関係、超意識と霊との関係はどのようなものか等について、私自身の宗教的体験、超意識体験を基にして、形而上学的、存在論的立場に立って、以下に詳述したい。

第1章 意識(心)と脳の関係 序文

今世紀の中頃までは、神経医学、大脳生理学では意識について研究することはタブーであった。意識機能についての客観的研究法がなかったからである。それが、HRP(Ⅰ、1)を参照)や免疫組織化学法等によって、脳の構造、機能の単位である神経細胞の分布、走向を調べることができるようになり、微小電極によって、或る意識機能が活動している時、或る特定の神経細胞が活動している(活動電位を発している)ことが解るようになった。また、或る脳部位の破壊、損傷によって、或る特定の意識機能が失われる。それを通じて、或る特定の脳部位と或る意識機能とが密接な関係にあることが判明してきた。

今日では、神経医学、大脳生理学による意識研究がますます盛んとなり、意識と脳との関係が次第に明らかになりつつある。

たとえば、覚醒と睡眠は、中脳網様体の覚醒系のインパルスが視床を経て大脳皮質に送られ、皮質の各部位を活動せしめて覚醒が生じる。睡眠は、延髄網様体と視索前野からの抑制が中脳網様体に及び、そこからのインパルスが抑制され、視床-皮質間に視床の内在性活動に基づく同期現象が生じ睡眠に入る、等のメカニズムによって、覚醒と睡眠の現象が説明される。

左右脳の左脳は言語能と自我意識をもち、右脳には言語能がないが、触覚等による知的機能をもっている。左右脳は脳梁で結ばれて密接に関係しつつ、一つの意識機能を形成している。

無名質のコリン神経細胞の活動は、認識、見当識等の高度の意識機能と密接な関係がある。視床背内側核や海馬は、新しいことを記憶する機能と関係している。

脳では、学習によって或ることが記憶されるのは、神経細胞間のシナプスの移動と伝達効率の変化によってなされるのであって、コンピューターのようにCPO(演算処理装置)と記憶装置とが分かれていない。

最近では、脳の視覚等の感覚情報機能システムでは、皮質の表面から0.5㎜ほど垂直と平行に区切ったコラム構造の中に機能単位としてモジュールがあり、これらのモジュールが感覚情報をそれぞれに処理して次第に高次の視覚野、感覚野に送り、それらが統合されて意識的知覚が生じる脳内メカニズムも、次第に明らかになりつつある。

これらの脳研究に基づく意識研究によって、心(意識)と脳との関係を多くの学者が考えているが、それらは二つに区別される。すなわち、

①心は脳の働きの延長にすぎない。心は脳の働きの産物である、と考える説と、
②心を完全に脳に還元できない。本質的には心と脳は別のものである、という説

である。

今のところ、神経医学の立場では何れとも決定できない。本書を通して読んで戴ければ解るように、現在の神経医学、大脳生理学で言えることは、脳の或る特定部位の構造機能と或る特定の意識機能の間に密接な相関関係があるということだけである。それ以上のことは、物理的時空の中で必然的法則に従う物質としての脳と、自由性と、超時空性をその本質とする意識と意識内容の間の相関のメカニズムが解らない限り、言えない。

著者は、幼少から優れた霊能者である母の下で断食(1~2週間)、断眠(最高3週間)、滝行、瞑想等の厳しい修行を50年余り続け、現在も瞑想を毎日行なっている。その結果、幼少の頃から超能力が目覚め、人、民族、家、土地、国等について、その何百年、何千年も前の、今は見えない過去のこと、今は存在しない未来のことを明確に観ることができ、その幾つかのケースは、それが過去に真実に存在したこと、真実に数年後に現象したことを確かめることができた。また、人々の病気を魂の力、エネルギーで治すこともできる。

これらの体験を通じて、魂、心は単に脳に依存して働くばかりでなく、物質である脳から独立して存在する存在であり、身体、脳から独立して直観、認識、記憶、物への働きかけ、物に秩序を与える創造を行なうことができることを、身を以って体験している。人々も、霊的成長をすれば、私と同様の能力を得ることができる。

魂の物からの独立性、超時空性、自由性、魂が超時空的に、感覚に頼らないで過去・現在・未来を知る能力をもっていること、物に働きかけ、それに新しい秩序を与えることができること等を、間接的にでも科学的方法で証明し、人々に、物に依存しないで存在する魂のあることを知らしたいと思って、この40年余り、超能力、超常現象の生物物理学的研究を行なってきた。たとえば生体の微細なエネルギーである気エネルギーの測定、経絡の解剖生理学的研究、それがAMIの発明となった。ESP(超感覚的知覚)の発現する条件の生理学的、経絡医学的解明、PK(念力)の発現する条件とメカニズムを解明するための生体電位測定、フォトン測定による研究を行なってきた。

これらの研究を通じて、人間の心は、単に脳に依存して働くもの、脳の働きの延長産物ではなく、物の必然的法則やエネルギーに支配されずに独立して存在し、物の在り方を変えることができる、物に秩序を与えるものであることを、間接的に科学的に証明できたと思う。

これらの諸研究とその成果を第二章で詳述し、心は物から独立して存在し働くものであることを明らかにしよう。

 

第1章 意識(心)と脳の関係 目次

Ⅰ 脳ニューロンの構造、機能の基礎

1.脳研究の方法

A HRPを用いる方法/B 免疫組織化学法による追跡法/C 脳部位の破壊、損傷による研究/D 微小電極による脳の或る部位刺戟で、その部位の機能を調べる/E 破壊によらない脳部位の機能検査

2.脳研究の意味と限界

3.脳の構造と機能

(1)脳幹―前脳、脳幹―

A 解剖学的構造/B 組成と構造/C 脳幹を構成するニューロン群の一部/D 前脳基底部にもアセチルコリンニューロンの集団がある/E 脳幹への入力/F 全ての知覚情報は脳幹網様体へ入る/G 前脳から脳幹へのフィードバック入力/H 脳幹内の連絡

(2)前脳、脳幹、皮質間の入力
(3)視床、視床下部

A 覚醒、睡眠/B 生命維持

(4)大脳基底核

A 大脳基底核/B 線状体/C運動を発現させる/D記憶や感情のコントロールにも関係

(5)左右半球
(6)連合野

A 連合野における下位の感覚野で種々に分割、分析された情報の統合/B 連合野における視覚情報の統合/C 連合野と記憶

(7)小脳

A 古小脳/B 旧小脳(二番目に古い小脳)/C 新小脳/D 小脳皮質への入力/E 小脳を構成する四種類の細胞

(8)脳の対側支配

A 対側支配/B 連合野では対側支配の他に同側支配が生じる

(9)脳の情報処理の構造と機能

A 生物体内の情報交換には神経性のものと体液性のものがある/B 神経細胞 (ニューロン)の特徴/C 脳における情報処理のモジュール形式/D 脳の情報処理の階層性/E 神経細胞、組織間の双方向性/F 感覚システムと運動システムでの情報処理の違い/G 意識的な情報処理と無意識的な情報処理

4.ニューロン

(1)神経細胞と他の細胞との共通部分

A 他の細胞との共通な部分/B 細胞膜/C 核-DNA、RNA-/D 粗面小胞体/E リボゾーム/F 滑面小胞体/G ミトコンドリア/H ライソゾームについて/I ペルオキシゾームについて/J 細胞質/K 細胞間結合装置

(2)神経細胞の特徴――神経線維、樹状突起――

A 構造上の特徴/B 活動電位-電気信号発生のしくみ/C 有髄線維と無髄線維での信号伝達の相違/D インパルス発生の悉無律/E ニューロンは単一では働かない/F ニューロンの信号の発散と収束/G 感覚システムでの信号発生/H ニューロンも物質環境に依存している

(3)グリア細胞

A シュワン細胞/B 星状細胞

5.シナプスについて

(1)化学シナプスと電気シナプス

A 化学シナプスにおける神経伝達物質による信号伝達/B 電気シナプス/C 化学シナプス

(2)シナプスの移動

A シナプスは移動する/B シナプス移動は条件づけでも生じる

6.ニューロンの種類―神経伝達物質による種類分け―

(1) コリン作動性ニューロンと、アミン作動性ニューロン

A コリン作動性ニューロン/B アミン作動性ニューロン

7.ニューロンの機能による分類―視覚情報系におけるニューロンの種々の機能―

A 網膜におけるニューロン/B 網膜から視覚野へ/C コラムとモジュール/D 頭頂葉ニューロン/E 第四次視覚野のニューロン、側頭連合野のニューロン

8.学習による連合野ニューロン、シナプスの変化

9.生体のニューロンも物質的環境に依存している

〔註〕

Ⅱ 脳研究による意識研究

1.分離脳と意識―左右脳について―

A 分離脳/B 分離脳患者の意識/C 左右脳の独立性/D 左半球には言語能があるが、右半球にはない/E 右脳にも高度の知的能力がある

2.意識と脳

(1)意識と脳の関係

A 意識研究の二方向/B 意識と脳の関係についての三つの説/C 意識の脳局在論/D 意識と脳部位との密接な関係

(2)精神病における意識障害を生ぜしめる部位と物質

A 精神病の種類/B 意識障害/C 意識変容/D 抗コリン剤中毒による意識障害/E ドーパミン遮断と精神障害/F 肝脳障害/G 脳のノルアドレナリン代謝亢進/H 考察と結論

3.意識に関連した脳研究の今後の展望

A 脳の働きの物質的基礎を神経科学的に明らかにする/B 放射性物質とポジトロンエミッションによる研究/C 意識の働きと脳の働きとの相関のメカニズムの研究

4.脳とコンピューター

A コンピューターの種類/B 脳研究とコンピューター研究の関係/C 人工脳について

〔註〕

Ⅲ 視覚研究について

1.視覚野の構造と機能について

A 細胞構築学/B 視覚野/C 前頭眼野/D 種々の視覚野の区分とその関連領域、情報の流れ/E 各視覚野の任務分担/F 各視覚野について/G 各視覚野の鏡像関係/H 脳の対側支配をこえた視覚情報の統合

2.視覚情報について

A 霊長類は視覚動物と言われる/B 視覚情報の並列性、正確性と抑制性、サッカード/C 網膜のニューロンの構造と機能/D 情報の分割/E 視覚の属性情報と空間情報の相互関係/F V4には二種のニューロンがある/G 視覚情報の二つの流れ/H 視覚の交叉支配と外側膝状体/I 情報の統合/J 視覚情報処理機能による修正/K イメージ情報と視覚情報

3.視覚と視覚以外領域との対応と活動

A 視覚的空間的注意の移動によって活動する部位/B 空間の知覚/C 体性感覚野/D 共通の空間情報/E 側頭連合野とものの属性/F 頭頂連合野は視覚情報と体性感覚情報の統合を行なう/G 上側頭溝での空間情報と形態情報の統合

〔註〕

Ⅳ 覚醒と睡眠の研究

1.覚醒系と睡眠系の発見の歴史

2.覚醒系と睡眠系

A 覚醒と睡眠の古典的経路/B 覚醒と睡眠をコントロールする別経路/C 古典的経路と別経路の関係

3.神経伝達物質による覚醒と睡眠のコントロール

A 睡眠の発現にはセロトニンがあればよい/B セロトニンニューロンとノルアドレナリンニューロンの作用/C 神経系と神経伝達物質による睡眠発現のしくみ/D 覚醒-睡眠の神経機構に特殊な物質が作用することが明らかにされている/E 覚醒-睡眠の神経機構は、アミン及びコリン作動性ニューロンの強力な調節を受けている

4.睡眠の進化

A 睡眠では無動状態が強い/B 動物の生存に不可欠なこと/C 睡眠とエネルギー節約/D 睡眠と体温調節/E 視索前野

Ⅴ 意識について

1.意識について

(1)意識、無意識とは何か

A 意識、無意識/B 無意識は二つに分類される

(2)意識の定義

A 広義の意識は次の二つを含む/B 脳生理学の立場からみた意識

(3)無意識の定義

A フェチナー(Fechner)の言う無意識/B 無意識的知覚(閾下知覚)/C 現在の無意識説

(4)意識の三つの水準

A 覚醒(arousal or vigilance)/B 識(awareness)、知覚/C 自己意識/D 大脳生理学でいう意識

(5)意識の定義のしめくくり
(6)意識の特徴

〔1〕意識はその働きにおいても、容量においても限界がある

A 或る対象についての知覚/B 意識の情報処理容量の限界/C 意識機能やその内容に限界が生じる理由/D 自己意識の有用性と社会性と限界/E サルと人間の自己認識の相違/F 内観/G 自己認識や自我意識は覚醒時だけ存在して、睡眠時には存在しない。働かない。

〔2〕意識の持続性、統合性、一貫性

A 意識の統合性(binding)/B 意識、自我意識の持続性/C 意識の一貫性とエントロピーとの関係

〔3〕結論
〔4〕意識は1つか2つか

2.認識、概念形成、思考、学習、記憶、感情について

(1)意識と作業記憶
(2)身体と意識―行為的認識―知的認識
(3)記憶、認識、見当識等とコリン神経
(4)意識的意図と脳活動との時間的ズレ
(5)感情は脳梁の下で左右脳に連絡があるらしい
(6)概念形成、言語、思考、サルの思考、認識について
(7)認識成立についての神経生理学的理解のための問題

A 認識に至る情報の統合過程の解析/B 認識に直接関与するニューロンを探す/C 大脳における機能局在/D 手ニューロン/E 顔ニューロン/F 単一認識ニューロン説の不都合な諸点/G ニューロン群による認識対象の表現についての三上の考え/H ニューロン活動は物質に依存している/I 神経生理学的観点からの認識成立の研究の限界―私見―

(8)学習と記憶

A 学習によるシナプスの移動変化/B 学習と記憶/C 処理装置と記憶装置/D 記憶は側頭葉にある/E 視床背内側核と記憶/F 側頭葉内側部と記憶/G 海馬と記憶/H サルの側頭野と長期記憶/I サルの連合記憶/J 長期記憶とシナプスの変化/K クリックの、シナプス変化と記憶についての新しい仮説/L サルの側頭連合野と短期記憶(空間的位置の記憶)/M サルの側頭連合野と短期記憶/N 側頭連合野のニューロン活動と短期記憶/O 海馬、扁桃核と短期記憶(物体と餌の連合記憶に関するもの)P 短期記憶から長期記憶へ

3.大脳生理学による意識研究

(1) 大脳生理学で言う意識
(2) 脳幹と意識水準

A 脳幹と意識水準/B 意識水準と脳波

(3)意識の物質的基礎
(4)情報処理機能としての大脳と意識とその限界
(5)意識のモデル

A 意識の情報処理モデル/B 世界解釈機能としての無意識、意識モデル/C グローバル・ワークスペース・モデル/D マルチプルドラフトモデル(MDモデル)/E 無意識的選択的構成作用を説明する仮現運動/F 心の社会の理論

(6)意識の特徴

A 意識の高い秩序性維持/B エントロピーとの関係

(7)心の秩序維持機能について

4.意識と脳の関係

(1)意識(心)と脳の関係についての二説
(2)意識が脳の一定部位の働きと密接に関係している一例
(3)左脳(言語脳)に自我意識があり、右脳にはない
(4)自我意識は脳活動の総合として生じる
(5)精神分裂病とドーパミン
(6)脳内での情報処理は注意によって促進される
(7)意識体験と脳構造との関係
(8)ポジトロン・エミッション・トモグラフィによる脳研究による意識研究
(9)認識論の立場でみた意識と脳の関係
(10)仮説を実験で真か偽かと確かめる科学者の心は、脳には入っていない
(11)心と脳

A 脳の或る部位を破壊して、或る心的機能の喪失を調べる/B 大脳生理学、神経学は意識そのもの、意識の意味内容を対象にできない

(12)心脳二元論を支持する
〔註〕
<参考文献>

第2章 心は身体、脳に依存しないで働きうる 序文

第1章では、現在の神経生理学、大脳生理学がこの30~40 年の間に長足の進歩をとげ、今までタブーとしてきた意識の問題について、感覚、知覚、記憶、注意、思考、言語、概念形成、認識等の意識の各機能と、一定の脳部位とその機能との関係を次第に明らかにしてきたこと、そして現在、未だ脳と心(意識)とはどんな関係にあるのかは十分には解らないが、心と脳の関係について、心は脳機能の延長、心は脳の働きの産物と見なす説と、心、意識機能を全て脳には還元できないとする説の二つに分かれているままであることを明らかにした。

私の長い宗教的修行に基づく超意識体験と、超意識、魂の超常能力とそれに基づく超常現象の超心理学的研究、生物物理学的研究、経絡研究とを通じて、私は、心や魂は単に脳、身体との関係において働くだけでなく、本来、脳や身体に依存しないで、物事を物理的次元及び霊的、超物理的次元で認識したり働きかけたりするものであることを知っている。このことを、間接的ではあっても、科学的に明らかにしようとして、30~40 年間、多くの実験をした。その実験とその結果、及びそれらを通じて明らかになった心、魂の認知、物質支配能力について、この第2章で詳しく説明をしたい。

魂、超意識は物理的次元の物質に制約されることなしに存続し、脳や感覚や物理的時空に制約されずに物理的次元の物質に働きかけ、認識する。この超意識が、自ら形成した脳や身体との関係において働く時、いわゆる意識が生じるのであることについては第3章で説明したい。

第2章 心は身体、脳に依存しないで働きうる 目次

Ⅰ 心の感覚機能に依存しない働き-ESP-

1.ESPの超感覚性とチャクラ、経絡との関係

(1)ESPテスト
(2)ESP能力と経絡との関係
(3)ESPとチャクラ、経絡との関係

A.実験目的/B.実験方法/C.クラス分け/D.データの処理法/E.分析と考察/F.結論

(4)結論

2.ESPの超時空性

(1)Precognition(予知)

3.脳に依存しない魂(超意識)の認識能力

(1)T.U.の例
(2)T.F.の例
〔註〕

Ⅱ 心(魂)の身体、物質への働きかけ

1.心の物質、身体への直接的働きかけ-Psychokinesis-

(1)心臓を止める
(2)トニー→本山キヌエ PKテスト
(3)光の実験

A.実験とそのデータ

(4)宗教的世界は科学の根底にある-宗教と科学の統一
(5)文鎮の消失と再生
(6)Psi エネルギーについて

2.PK能力と経絡との関係

(1)PKテストと経絡変化(A→Pテスト)

A.目的/B.実験方法/C.データの処理法/D.分析と考察/E.結論

(2)Psi エネルギーとチャクラ、経絡、気エネルギーの関係

A.光の実験から明らかになったこと/B.ESPテストと経絡測定から明らかになったこと/C. H.M.とK.M.との間のPKテストと経絡測定から明らかになったこと/D.外気エネルギーの相互作用についての実験から明らかになったこと/E.全体の結論/F.Psiエネルギーと気エネルギーの相違について/G.総括的結論

(3)魂と霊体について

Ⅲ 魂と身体との相関関係と相互作用

1.相関関係

(1)チャクラと臓器、自律神経との関係

A.疾病、疾病化傾行とチヤクラとの関係/B.CSR(皮膚電流反射)によって、チャクラとそれに対応する内臓器の自律神経との関係を調べる

(2)チャクラと経絡との関係

A.経絡とその料学的証明/B.チャクラと臓器、経絡、経穴との関係/C.アナハタタイプ/D.マニプラチャクラとESP、憑依現象

(3)チャクラマシンによるチャクラの研究

A. M.Y.による発光と磁場変化

2.身心相関のメカニズムの研究

(1)生体の表面電位測定とフォトンカウンターによる研究

A.表面電位/B.臓器の興奮が、その内蔵体壁反射点(経穴)との間に大きな電圧をつくる/C.憑依と マナスチャクラの高電位

(2)表面電位の高い所ではフォトン(光量子)の放出が大きい
〔註〕

Ⅳ 魂の認知能力と物質形成力-全体のまとめ-

(1)ESPの超感覚性、超時空性

A.1.(1)のESPテスト 2.(2)Aの Precognition のテストに基づいて/B.魂の認知と記憶/C.ESPとチャクラ、経絡の関係

(2)超意識の物質形成能力

A.超意識(魂)のPK能力の超物質性と物質形成力/B.PKとチャクラ、経絡との関係

(3)魂と身体との相関関係

A.チャクラ、経絡、臓器間の対応関係、相互作用/B.身心相関メカニズムの研究

〔註〕

<付録>
(1)T.U.の前生について(Y.U.氏からの報告より)
(2)貞暁について(TF氏からの報告より)

貞暁年譜/貞暁について

<引用・参考文献>

第3章 超意識について―意識と超意識の関係― 序文

第1章では、最新の脳神経生理学が、意識と脳との関係を鋭意、機能的に、解剖学的に明らかにしたことを必要な限り詳述し、現在の脳神経生理学では、意識と脳神経との間に機能的且つ解剖学的に密接な関係のあることは言いうるが、それ以上のことは言えない。
つまり、意識は脳神経の機能の延長にすぎないとか、意識の当体、心は脳神経系とは別の存在であるということは言えないことを結論した。

第2章では、超常現象や超常能力の生物物理学的研究、超心理学的研究を通じて、心は脳に依存して働く意識の面だけでなく、脳に依存しないで働く超常的な面をもっていることを明らかにした。この超常的働きをもつ心は、物理的次元の時空には制約されないことも明らかとなった。

第3章では、脳とか身体とかの有機的物質系に依存しないで、物理的次元の時空に制約されず、物理的次元の因果律に従わないで存在し働く魂あるいは超意識とは何か、それには如何なる種類と存在の階梯があるか、どのような働きをするか、意識と超意識とはどのような関係にあり、相互間の交渉、伝達はどのようにして行なわれるか、超意識と自然との関係、超意識と霊との関係はどのようなものか等について、私自身の宗教的体験、超意識体験を基にして、形而上学的、存在論的立場に立って、以ドに詳述したい。

第3章 超意識について―意識と超意識の関係― 目次

Ⅰ 超意識について―意識と超意識の関係―

1.宗教経験における超意識

A. 身体を整える/B. 心をととのえる

2.外なる神霊の超意識と内なる超意識

3.超意識と、精神異常、ノイローゼ、霊的危機を区別する基準

<無意識、超意識の発現しやすい状態、その状態をつくるもの>

〔註〕

Ⅱ 超意識の発現

1.超意識の発現しやすい条件

<無意識、超意識の発現しやすい状態をつくるもの>

2.死後存続する魂との一致に至る条件

A. アストラルの魂との一致の条件/B. カラーナ次元の魂との一致の条件

3.超意識に達する道

A. 超作/B. 宗教的修行―精神集中、瞑想―

〔註〕

Ⅲ 超意識の種類

1.超意識の二種

A. カルマの法則を脱していない魂の次元の超意識/B. カルマの法則をこえた純粋精神(プルシャ)の超意識

2.空の超意識

〔註〕

Ⅳ 超意識の超能力

1.アストラル次元の超能力

A. 生理学的観点からみたアストラルの三昧で生じる超能力と、カラーナの三昧で生じる超能力との相違/B. 二重認知―アストラル次元の超感覚と物理的次元の感覚―/C. 超能力の電気生理学的証明

2.カラーナ次元の超能力

A. 物や身体の支配/B. 認知能力と形成力の一致

3.プルシャの次元の超能力

A. プルシャの物との関係/B. 創造神と、プルシャ、原物質/C. 肉体を形成しうるプルシャと形成しえないプルシャ

〔註〕

Ⅴ 超意識の存在性と認知能力

1.超意識(プルシャ)の存在性

A. 場所的存在としての超意識(プルシャ)/B. 場所的存在としての超意識の多重次元性-不変と随縁-/C. 場所的意識としての超意識と直観知

2.宗教的世界、超意識の世界が科学的世界の根底にある― 宗教と科学の統一 ―

3.超意識の認知能力

A. 直観知、叡智-カラーナの智慧とプルシャの智慧の相違-/B. 精神的直観、存在直観/C. 場所の意識とその自覚

〔註〕

Ⅵ 意識と超意識との関係

1.超意識で知ったことが意識に伝えられる

A. アストラル、カラーナ次元の超意識と意識の関係/B. プルシャ次元の超意識と意識の関係/C. プルシャの超意識と創造神、絶対との関係

〔註〕

2.超意識と意識、人格、脳との関係

A. 意識は、超意識が脳との関連において働く時生じる/B. 人格の持続性、不変性はアストラル、カラーナの超意識による

Ⅶ 結論

<引用・参考文献>