生命物理研究 AMIによる研究を集めた生命物理研究の論文集(創刊号)

¥ 1,900 +税

AMI測定電流の波形解析とその意味

A4判 14頁

価格: 1900円

商品カテゴリー: Product ID: 1464

説明


AMI(Waveメモリー、AD変換器、コンピューターよりなる経絡―臓器機能測定器=体液―神経機能測定器)によって、皮膚の二点間で測定される電流は、指数関数的に減少し、I(t)=ΣIi exp(-t/τi)+APで近似される。その内のI0+I1、I2、I3という電流成分が、表皮、真皮内のどの層を流れるかを、特殊なシールド針を含む電極装置を考案し、調べた。

その結果、

(1) τが0~4.2μsecという速い電流I0+I1は、負荷した電位に対する逆分極が皮膚内で生じる前に、表皮の角質層から真皮の網状層の全域で流れる。I2(τ=8~22μsec)、I3(τ=54.5~92μsec)という比較的遅い電流は、乳頭層~網状層の真皮内を流れることが判明した。

(2) 負荷電圧に対する逆電位は、表皮基底膜で最大であることが再確認された。

(3) 表皮の角質層は、他の表皮、真皮の各層と違って分極は生じるが、分極後の電流が流れない。これは、電気等価回路的には、角質層は抵抗とコンデンサーが直列になっているだけで、並列に抵抗が含まれないことを示す。

(4) 表皮、真皮の各層の境界には水分、イオンの含有量が少なく、電気抵抗の高いコラーゲン繊維等よりなる境界層のあることが推測される。

(5) 皮膚は、電気的には、図12にみられるような等価回路をもつことが推測される。しかし、筆者は、これらの等価回路は縦割にした皮膚のものであるが、皮膚を水平方向に体液の流れる方向でみると、必ず皮膚の等価回路には、一定方向をもった電位を発生する部分があると思われるが、これは次の問題である。

註 現在のAMIでは、1μsec以下の瞬間に流れる電流は正確には測定されないので、それをI0として、波形解析ではI0+I1をI1として処理した。

 

AMI測定電流の波形解析とその意味

 

I. 目的

II. 実験方法

III. 電流波形解析

IV. データの分析と考察

1) 表皮、真皮の各層の解剖学的位置を、BP、APの値と変化パターンによって決める
2) 電流と分極について
3) 分極の生じる層について
4) データの波形解析結果とその意味について

V. 考察と結論

1) BP、AP、分極の変化パターンから表皮、真皮の各層が解る
2) 表皮と真皮の違い
3) 分極について
4) I0、I1、I2、I3、APの流れる層について

付:参考
〔註〕